銀のステッキ

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銀ステ旅先案内人

2017/09/14

京都迎賓館・ガイドツアー~添乗員報告です~

東京・赤坂迎賓館と並び、海外からの賓客をもてなすため

平成17年に開館された京都迎賓館へ行ってきました。

赤坂迎賓館の洋風建築に対し、京都迎賓館は古都にふさわしく

「現代和風」の佇まい。

基本構造は鉄筋コンクリート造りなのですが、ふんだんに木材も使用されているため

温かみのある建築となっています。

ガイドの方のご案内で、迎賓館内部の説明を聞きながらの

楽しいツアーでした。

「現代和風」と言っても、それらを形作る技術は日本の伝統技能の数々。

 

こちらは「桐の間」。

和食を提供する和の晩餐室で、正座に慣れない国賓のためか

掘りごたつになっています。

中央の見事な漆塗りのテーブルは同じ厚さの板を何枚か貼り合わせ、

表面の凹凸を極限まで無くし鏡面のように仕上げたもの。

長さは約12mで、最後の仕上げは職人さんが素手で磨くそうですが、

その際に手のひらが火傷のような状態になったそう。

熱のこもった逸品です。

座椅子ももちろん揃えで漆塗り。

背もたれには国の紋、そして京都迎賓館の紋にもなっている桐が描かれていました。

 

こちらは迎賓館の中で一番広い「藤の間」。

藤の花言葉は「歓迎」の意味もあることからこの名前がつけれたそう。

主に洋食の晩餐会や歓迎式典などに使用されます。

ここで注目したいのがこの部屋の間口。

約22mほどなのですが、通常の建築だと間に2〜3本柱が入ります。

が、上から金具で釣りあげることによって柱のない、より広々とした

印象の部屋にしたとか。

そして部屋の中もまたすごい。

正面の壁面装飾は、清水寺へ襖絵の奉納も行った日本画家・鹿見喜陌(しかみきよみち)氏が

下絵を描き、その絵を元に綴織りの技法で1年7ヶ月の時間をかけ作成された織物。

染糸のみで作られたとは思えないほど精巧な織物絵です。

藤の他にも日本の植物が描きこまれとても華やかな空気を部屋に与えています。ー

実際に晩餐会で使用されるテーブルセッティング。

賓客の方は見られない厨房。

こうした裏側も見られるのが見学の醍醐味です。

 

「日本の伝統技術というのは継承されている方が非常に少ないため、内装や家具、畳などの

品々は納品までに数年かかっているものも珍しくありません。

また、一流の職人にとっても、寺社仏閣や文化財の“修理”は行ってもゼロから作り上げるということはほぼないため、そこが京都迎賓館を完成させるにあたって難しい部分でした」

 

国の威信をかけた外交の場でもある迎賓館。

現代の一流の技術と美術が惜しげなく盛り込まれた空間でした。

 

「もう一度見にきたい!」

こうおっしゃられるお客様もいらっしゃった本ツアー。

次のガイドツアーにすでに応募しております。

さぁ、抽選結果はどう出るでしょうか、、、?

次回、ぜひ、ご一緒ください。

(2017年9月12日 京都迎賓館)

 

*10月13日(金)抽選に当選しました!詳しくはこちらへ。

   →京都迎賓館ガイドツアー【ご好評につき追加設定!】

 

銀のステッキスタッフご紹介

まだ十代のころ、初めて参加した海外ツアーで献身的な添乗員さんの働きぶりに触れ、「私にはとてもムリ…」と思ったものですが、その後なぜか旅行業に就き、長らく海外ツアーの手配・添乗を担当しています。思うに、何でも食べられ、何でも飲めて、どこでも一瞬で眠れる、その一種の鈍感さが海外添乗向きなのかと(世の添乗員さん、ごめんなさい)。一方、趣味が高じて、国内ツアーで担当しているのは落語や歌舞伎など舞台もの。共通するのは、非日常へのトリップです。

古都奈良で生まれ育った環境からか、小さい頃から寺社仏閣めぐりが大好き。美しい仏像に出会えた時が、心ときめく瞬間です。休みがあればもっぱら温泉へ。それが山奥の鄙びた宿であれば尚良し。寺社にしても温泉にしても、脈々とその心を守ってきた人がいて、文化が継承されてきた証です。賑やかな表通りではなく、裏通りの忘れられたような場所にこそ、思いがけない出会いと旅の醍醐味があります。シブくて味わい深い旅を皆さまと一緒に築き上げていきたいと思います。

赤とんぼの街・たつの出身の私は、教室から見える山々を見て育ちました。山に秘密基地を作り、落ち葉を踏んで音を鳴らし、川でいかだ下りをしたり…。そんな私が大きくなり、海外に興味を持ち、2年間アフリカの真珠「ウガンダ」で生活しました。見たもの触れたものに、驚き、学び、活かすことを覚え帰ってきました。皆様とご一緒する中で目にする風景をいろいろな記憶と重ね、幼いころと変わらない気持ちで今日も皆様に特別な一日をお届けします。

徳島県という海と川に恵まれた土地で育ったせいか、旅先もまた海や川などの水辺が多い私。美しい景色をただ眺めているだけでも十分なのですが、一番の楽しみはダイビング。水中の浮遊感はそれだけで日常を忘れさせてくれます。どれだけ普段の生活から離れられるかが行先を決める基準かもしれません。最近、山の楽しさにも気づき、登ったり下ったりと忙しい日々です。四季折々の景色を見に…、いえ、体を動かすのが一番! 皆様のリフレッシュの旅に、ご一緒させていただきたいと思います。