銀のステッキ

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銀ステ旅先案内人

2017/10/03

東の果て、北海道根室・花咲カニの旅②~添乗員報告です~

昨日は北海道・根室の旅のグルメ編でした。

本日は自然について。

台風一過のあと、お天気には恵まれました。

今回のツアーでは初日に巨大な砂嘴・野付半島、

2日目にバードウォッチで有名な風連湖、花の湿原・北方原生花園、納沙布岬

3日目に霧多布湿原、隠れた名所国泰寺を巡りました。

すべてについては書ききれませんので、特に印象的な場所をピックアップ。

 

まずは野付半島。

野付半島はこの世の最果てとも言われる「トドワラ・ナラワラ」が有名。

トドマツの立ち枯れ、ミズナラの立ち枯れた光景がこう呼ばれるのですが、

台風などの浸食によって、後30年もすれば消えてしまう景色とも言われています。

ラムサール条約で保護された湿地で、野鳥も観察されます。この日は主にアオサギがいました。

植物も豊富で、ハマナスの実や、ツリガネニンジンの花などがあちこちに。

遮るものは何もなく、時刻は丁度夕暮れに差し掛かる頃、一面のススキが黄金に染まり、

寂しくも美しい場所でした。

 

次は日本最東端・納沙布岬

日本で最も早い日の出が見られることでも有名なこちら。

この日は晴れたこともあり、今はロシアの占領下にある貝殻島までが見渡せました。

運が良ければ可愛いラッコが来るそうなのですが、残念ながら今日は不在でした。

「明治までは普通にラッコがたくさんいたんですが、毛皮が寒冷地では重宝されました。

 乱獲されてしまって数が激減してから、今は保護されてます。

 少し前からまた、時々ですが納沙布にきてくれるようになったんです。」と佐藤さん。

むむ、土地が開拓されていくとこんな問題もあるんですね。

ラッコ、見たかったなぁ。

 

野鳥の宝庫・風蓮湖と春国岱。

汽水湖(海水と淡水がまじりあった湖)としては北海道第3位の広さを誇ります。

こちらもラムサール条約登録地。

佐藤さんが持ってきてくださったライカの望遠鏡。

遠くの野鳥が良く見えます。

ちなみにここで見えたのはタンチョウの番。

やっぱり鶴はきれいです。

ややわかりづらいですが、真ん中に留まっているのはオジロワシ。

ボサボサしていますが、これは夏毛。冬毛になると美しくなります。

ここ、風蓮湖の木道入口の駐車場なんですよ。

近くまで寄ろうとするとすぐに飛んで行ってしまうため、必ず距離をとらないといけません。

猛禽類は王者の風格があっていいですね。

望遠鏡でのぞくと本当に格好良い!写真で伝わらないのが残念です。

赤いのはサンゴソウの名前でも知られるアッケシソウ。

まるで珊瑚のような形に、真っ赤に染まることからこの名がついています。

「これはまだまだ。もっと深紅になっていきます」

まさしく珊瑚のごとし。

汽水湖ならではの光景。先日の台風で打ち上げられたクラゲが、、、。

なんの種類か、わかりますか?

 

最後は北方原生花園。

7月の上旬に咲くヒオウギアヤメで有名な湿地。

他にも様々な花が初夏に咲くのですが、「その時期に何故かこっちの仕事が当たらないんです」と

残念そうな佐藤さん。本当に良い景色が広がるそうです。

ここのもう一つの名物が、放牧されているポニーたち。

ポニーは花を食べずに雑草だけ食べてくれるので、花がきれいに咲くのに

一役かっています。

今の時期は花は終わっていますが、お仕事中のポニーたちを訪ねに散策へ。

と、ここで一つ注意が。

「木道の上にポニーがいた場合、動かすことはできませんので、そこから先には進めません。

 前にここに来たときは丁度入口の所に立たれてしまいまして。

 1時間くらい待ってみたんですが入れず、1歩も中に入れなかったんですよ」

先輩、お疲れ様でした。今回は入れましたよ。

もくもくと仕事をこなすポニーたち。

1頭木道に上がってこちらへトコトコ歩いてきましたが、方向転換。

ポニーは見た目の割に気性が荒いのでご注意を。

 

今回の添乗で驚きましたが、根室は湿地の宝庫。

野鳥と植物の観察が好きな方にはたまらない土地でした。

他の観光地とは違い、さびれた感じも「果て」にきたという実感を与えてくれます。

 

さて、今回のツアーに引き続き、来年2月には「佐藤さんと行く、砕氷船ガリンコ号」の旅が。

北海道はあまりなじみがない方も、何度もいっているという方も、北海道の魅力はまだまだ尽きません。

佐藤さんのお話がそれを余すことなく引き出してくれます。

気になる方は是非!

(2017年9月23日~25日 北海道根室・花咲カニの旅)

 

銀のステッキスタッフご紹介

まだ十代のころ、初めて参加した海外ツアーで献身的な添乗員さんの働きぶりに触れ、「私にはとてもムリ…」と思ったものですが、その後なぜか旅行業に就き、長らく海外ツアーの手配・添乗を担当しています。思うに、何でも食べられ、何でも飲めて、どこでも一瞬で眠れる、その一種の鈍感さが海外添乗向きなのかと(世の添乗員さん、ごめんなさい)。一方、趣味が高じて、国内ツアーで担当しているのは落語や歌舞伎など舞台もの。共通するのは、非日常へのトリップです。

古都奈良で生まれ育った環境からか、小さい頃から寺社仏閣めぐりが大好き。美しい仏像に出会えた時が、心ときめく瞬間です。休みがあればもっぱら温泉へ。それが山奥の鄙びた宿であれば尚良し。寺社にしても温泉にしても、脈々とその心を守ってきた人がいて、文化が継承されてきた証です。賑やかな表通りではなく、裏通りの忘れられたような場所にこそ、思いがけない出会いと旅の醍醐味があります。シブくて味わい深い旅を皆さまと一緒に築き上げていきたいと思います。

赤とんぼの街・たつの出身の私は、教室から見える山々を見て育ちました。山に秘密基地を作り、落ち葉を踏んで音を鳴らし、川でいかだ下りをしたり…。そんな私が大きくなり、海外に興味を持ち、2年間アフリカの真珠「ウガンダ」で生活しました。見たもの触れたものに、驚き、学び、活かすことを覚え帰ってきました。皆様とご一緒する中で目にする風景をいろいろな記憶と重ね、幼いころと変わらない気持ちで今日も皆様に特別な一日をお届けします。

徳島県という海と川に恵まれた土地で育ったせいか、旅先もまた海や川などの水辺が多い私。美しい景色をただ眺めているだけでも十分なのですが、一番の楽しみはダイビング。水中の浮遊感はそれだけで日常を忘れさせてくれます。どれだけ普段の生活から離れられるかが行先を決める基準かもしれません。最近、山の楽しさにも気づき、登ったり下ったりと忙しい日々です。四季折々の景色を見に…、いえ、体を動かすのが一番! 皆様のリフレッシュの旅に、ご一緒させていただきたいと思います。