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2025/9/23

フィンランドに行ってきました。

あれ?

自分でも驚くのですが、フィンランドに行くのは20余年ぶり!

この業界に思いがけず足を踏み入れてしまったのは、いつだったかしら?

近所だし…アルバイトだし…

その程度のキャリアで巡ってきた最初の海外添乗が、フィンランドでした。

ヨーロッパ便では一番フライトが短いですよ。

最初の打ち合わせで、そう言われたことを思い出します。

が、今はどうでしょう。

フィンランド航空は、深夜便に変わっていました。

全ては需要と供給のバランス。

早朝のヘルシンキ空港に到着してやっと気づきました。

満席の機内、なのにほとんどの方がトランジット、

つまり各国へと乗り継ぎで利用していました。

ヘルシンキの入国審査に向かったのは我々を含めわずかでした。

もちろん、理由は様々。

でも、その一つは、やはり、お隣はロシアってことでしょう。

遠く離れているからこそ、

今起こっていることが、身近に感じてしまう。

たぶん、そういうことでしょう。

隣接ロシアから決別して、早々EUに加盟しているフィンランドへ。

今は、行き来ができない、国境が封鎖された国。

なぜ今だったのか?

しかし、この度、

お客様からのご希望があって、個人旅行にご一緒してきました。

とにかくここは洗練されたデザイン王国。

どこを切り取っても、シンプルビューティー。

研ぎ澄まされたセンスが溢れています。

ヘルシンキ中央図書館

大阪中之島の安藤さんの図書館に似ていませんか?

アアルトデザインの本屋さん

宿泊したラップランドホテルのインテリア

サウナもあったのですが、今回は残念ながら未体験。

テンペリアウキオ教会(石の教会)

ホテルはデザインディストリクトと呼ばれる地域にありました。

その名のとおり、デザインに関係するミュージアムやショップ、ギャラリーやカフェなどが

集まっているエリアのことを指しています。

簡単に言えば、ヘルシンキ一おしゃれな場所。

ビル群も洒落てます。

映画でお馴染み「かもめ食堂」がクローズすると聞いて、

その辺りをウロウロしていた時の風景です。

 

かつてロシアであったことがわかる建物も、この街を形成しています。

デザイン美術館は移転するようで、この建物とはもうお別れ。

マリメッコ食堂にも行きました。

日本人女子だらけで、少しホッと。

若い人の海外離れと言いますが、興味のある場所にはちゃんと。

SNS世代は、ちゃんと流行りを察知しているんですね。

街角で出会った、マリメッコさん。素敵ですね。

やはりここは極寒の地。

食材が豊富とはいえないようで、だからこそ見せ方。

食が進むディスプレイに感服。

この鮮やかな色彩!演出がとにかくうまい。

これはフィンランドの多くがそうですが薄暗い、ほろほろ暖色の灯がともされるホテル。

朝食会場の、このセンス!

うっかり食べすぎてしまいました。

そして定番はやはり、これ!サーモンスープですね。

でも、これを頼むと後のものが食べられない。

どれもボリュームが、、、

港の市場で食べた一皿。

ワインにビールにぐびぐびすすんでしまいました。仕方なし。

全部食べたい!この色彩に胃袋が完敗。

ところで今回はヘルシンキに滞在型の旅でしたが、

せっかくなので、郊外へ日帰り旅行へ。

フィンランドでも2番目古い古都です。

その古都ポールヴォーは、運河沿いに並ぶ赤レンガや、

石畳の通りにパステルカラーのカラフルな街並み、

丘の上にそびえ立つ小さな教会などがハイライトのこじんまりとした街。

歩き疲れたので、ここの名物カフェでティータイム。

別名「ルーネベリタルト」とも呼ばれている焼き菓子。

ポルヴォーの甘くて美味しいご当地グルメです。

女子心くすぐるかわいい街をぶらぶらと。

北欧インテリア!

やっぱりムーミンですね。

旅に自信をなくされていたお客様。

ヘルシンキ、そして郊外へと足を伸ばされ、

これならまだ旅に出ていけそう!

はい、まだまだ、旅は続きますよ。

次回は、船で行くエストニアの旅、後編へ!

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