「モッテコーイ!」の効力
またまた遅ればせながらのご報告。
台風一過で秋晴れの10月7日、
「長崎くんち」に行ってまいりました。
長崎くんちとは、諏訪神社の秋季大祭。
長崎奉行の援助もあって、異国情緒も取り入れた豪華絢爛な祭礼として
江戸時代より評判だったそうです。
初日の朝、諏訪神社の桟敷席で観覧しました!
長崎市内には59の踊り町があり、7年ごとに持ち回りで諏訪神社に奉納します。
つまり、長崎くんちの演し物を全てを観るには
7年踊場に通いつめなければならないのです。
万才町 傘鉾・本踊(ほんおどり)
銀屋町 傘鉾・鯱太鼓(しゃちだいこ)
五嶋町 傘鉾・龍踊(じゃおどり)
長崎くんちでは、神前ということで帽子はご法度。
踊り町の手ぬぐいをほっかむりにして鑑賞します。
これも祭りの一体感を高めてくれます。
所せましと駆け巡る白龍。
迫力です!
そして、くんちといえば、「モッテコーイ!」の掛け声。
これは、「戻ってこい」という意味で、
奉納を終えた踊り町が、諏訪神社から引き揚げようとする際に、
観客からいっせいにかけられる言葉です。
いわば、アンコール!
もちろん銀ステ組も、大きく手を振って叫びました。
モッテコーイ!
モッテコーイ!
モッテコーイ!
こうして、「もってこーい」の旗を掲げつつの方も。
「モッテコーイ! モッテコーイ!」
私も仕事を忘れ(毎度のこと)、大声で叫びながら思いました。
この「もってこーい旗」、つかえる。
たとえば、夕食の時間になっても帰ってこない子どもに。
または、しょっちゅう脱走するうちの犬に。
ほかにも、逃げていった運とかチャンスとか、
なにより、もう戻れない楽しかった時間とか。
おもむろに旗を取り出し、言ってみる。
もどってこーい!
もどってこーい!
もどってこーい!
何度さけんでも、最後には行ってしまうのです。
でも、ふだんは口にしない「もどってこい」
長崎くんちで思いっきり叫んだおかげで、
今度はためらわずに言えるかも…と思いました。
いろんなあれこれ、モッテコーイ!
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