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2009/8/15

「音楽革命」記念日

カバンにはいつも、1冊(以上)の本。
文字恋しいほうなので、電車のなかや、ひとり喫茶店に入ったとき、
何かしら読んでいないと手持ちぶさたで落ち着きません。

でも音楽には、「出先でも聴きたい」 と思うほどの執着心はなく、
ウォークマンなるものも、これまで持ったことがありませんでした。
だいたい耳の奥でカシャカシャ鳴ってるのが、なんとなくせせこましい(失礼)。
やっぱり音楽はホールやライブで聴きたいし、
それが無理でも、せめて家でガンガン鳴らして聴いていたい。

旅先でもそれは同じ。
イヤホンでお気に入りの音楽に閉じこもり、外界の音を遮断するなんてつまらない。
それよりも、その土地のお国訛りに耳をすます方が、だんぜん楽しいでしょう…!

ですから私にとって、旅と音楽はあまり結びつきません。
そんななか唯一思い出すのが、十数年前の北海道、
富良野にほど近い美瑛でのこと。

大草原に、人の背丈ほどもある、丸い干し草の山。
一面の緑のキャンバスに、干し草色の絵筆をちょんちょんと置いていったような、
いかにも北海道らしい風景が広がっていました。

「この景色に、この音楽が合うんだよね」
キャンプ場で知り合った人から勧められ、CDウォークマンを渡されました。
耳にあててみると、穏やかな、癒し系のピアノの音色。
アンドレ・ギャニオンというピアニストのアルバムでした。

ふーん。

勧めてもらった手前、「たしかに合うね」という顔をしながら聴いてるうちに
だんだん眠くなってきて…。
北海道から帰って何ヶ月かは、そのアルバムを寝る時にかけてました。
アンドレ・ギャニオン、寝付きの悪い方にお勧めです。

さて、そんな偏った音楽ライフを送っていた私に、今日、「音楽革命」が起こりました。
これまで頑なに拒んできた「ウォークマン」を購入したのです。
使い古したポータブル・ラジカセ(!)がとうとう壊れてしまい、
通勤電車でラジオ英会話が聞けなくなったので、仕方なく。

今日、街の電気専門店セイデンへ。
「手持ちのCDがそのまま聞けたら便利かな」と
ついに持たずじまいだった丸形のCDウォークマンを一応探してみたところ、
ひと気のない隅っこにあるにはありました。
が、さすがに私の目にも時代遅れで、ボツ。
最新機種の間をうろうろしたあげく、お店の人をつかまえて質問攻めにし、
ケイタイよりも小さな!ウォークマンをめでたく購入しました。

それにしても、セイデンに買いにいったつもりが、
マツヤデンキのカードにポイントが貯まり、
商品をいれて渡された袋には「YAMADA」の文字。

…各階のオーディオ機器以上に謎でした。

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