つるべすし弥助
人もそうですが、お店も見かけで判断してはいけません
今日訪れた「つるべすし弥助」
私は知っていました
初見で皆さまきっとゾッとされるだろうと・・
はっきり言って、今にも崩れ落ちそうな木造三階建て
(特に、店の裏側)
歌舞伎 義経千本桜 三段目の舞台で創業800年以上ということを差し置いても
この外観はちょっと・・・でも
お料理はちゃんと出てくるはず・・(予約しているのですから当然でしょう)
ですから、到着前に皆さまに重々お伝えしておきました
「とにかく、ボロボロですけど、ビックリされないでくださいね!」
(弥助さん、ごめんなさい)
皆さま「それがいい味出すのよ~」「そんなところの方が好き」
と、あろうことか逆に期待値を高めて到着してしまいました
店をご覧になって、皆さま
「・・・・・。」「営業しているのかしら・・」
私「大丈夫です!(多分・・)」
恐る恐る扉を開けると
よかった!ちゃんとお迎えの方が出てきてくださり、
3階のお庭が見渡せるお部屋へご案内くださいました
落ち着いた間取り
昭和のすえた香り
薄暗い灯り
時が止まったような静けさ
「こりゃええわあ」「どこぞの料亭と違って落ち着く」「こういうところが好きなんや」
男性のお客様がしみじみと仰いました
何となく分かる気がする、そう思いました
ホッとひといき、お茶をいただいていると
お料理が運ばれてきました
前菜から鮎のあんかけ、
そしてメインの鮎鮨、お吸い物、デザートまで
そのどれもが、素朴で心がこもっていて、つまり美味しい!
現ご主人は49代目 宅田 弥助
わざわざお越しいただいたお客様に
せめてここの歴史を知っていただきたいと、お食事後に
弥助の歴史を説明してくださいました
熱心に耳を傾ける皆さま
興味深いお話しばかりでした
お店の名前の由来となった釣瓶(つるべ)
ここに鮎寿司を入れて、京の都、仙洞御所まで運んでいたそう
作家の村上春樹氏もここ弥助を訪れています
講談社の文芸雑誌「群像」(1983年1月号)で季語暦語「奈良の味」というエッセイを寄せ、
弥助をこう紹介しています
どうやら、京都食については決してよく書いておらず、それと比較して・・
「…それに比べて奈良の料理は決して凝ったものではないのだけれど、
そのぶん素朴で、不思議に心になじむところがある
田舎料理といえば田舎料理だけど、ここにはまだ生活の匂いのようなものがある
値段も安いし、観光客の数も京都ほど多くない
今回の収穫は矢田寺の宿坊と吉野の「弥助」の鮎料理と二階堂の「綿宋」のうなぎ料理だった」
外観のことばかりごちゃごちゃ言い訳した自分が恥ずかしい・・
この境地に至るには、私はまだまだのようです
が、確かに鮎寿司は美味しかったのです
皆さまがそのことを一番よく分かってくださっていました
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