ふたつの花火 金沢「北國花火」と福岡「筑後川の花火」
この1週間でふたつの花火大会に出かけました。
(1) 8/2~3 北國花火と恐竜博物館 (石川県)
(2) 8/5~6 筑後川の花火と「九州の国宝」展 (福岡県)
どちらも1泊2日。
中1日おいての出発です。
さて、(1)の北國花火と恐竜博物館。
出発前、当社にしては断然お若いひとりのお客様から、こんなお声をいただきました、
「申し込むとき、ご年配の方たち、恐竜に興味があるのかしら・・と、ちょっと心配しました」
そうです。
つまり、ツアーが中止にならないかと心配だったと。
ところが、ふたを開けてみると、当社にしては大勢の15名様ものご参加。
ほとんどの方が、花火だけでなく、恐竜博物館も楽しみにされていて、
「時間足りなかった~」というお声もちらほら。
添乗員としては、恐竜以上に目に留まったのは、
前日の花火会場と恐竜博物館のお客さん層が、そっくり同じなこと。
老若男女、ありとあらゆる層がいて、しかも皆さん、とても楽しんでいるのです。
ということは、花火と恐竜博物館、意外やベストな組み合わせだったのかも。
・・・なぁんて悦に入ってたのですが、その次、(2)の筑後川の花火で
さっそく否定されました。
久留米にある水天宮、夏の例大祭として打ち上げられる筑後川の花火。
今どき珍しい有料観覧席を全く設けない花火大会で、
地元の方は朝から河川敷にシートを敷いて陣取り。
無料ということもあってなのか、若者の姿が多いこと、多いこと。
九州中の若者がここに集っているんでは?というぐらい、
ここ数年でいちばん大勢の若者に囲まれた一日でした。
場所取りも含めて体力勝負になるせいか、年配の方の姿は、見渡しても数えるほど。
中年も中途半端に、なんとなく肩身が狭い。
それほど、若いカップルや友人どうしが暑さをものともせず楽しんでいて、
それはそれで微笑ましく(いや、羨ましく・・)。
そういえば、と、先に訪ねた北國花火のことを思い出しました。
会場にはたしかに老若男女の姿がありましたが、
自転車で来ていた中高生たちは、有料の観覧席ではなく、
土手にシートを敷いて見上げていたな、と。
老若男女に愛される花火ですが、
それぞれ棲み分けがあるのかも。
ちなみに、筑後川の花火とあわせて訊ねた「九州の国宝」展、
渋い企画かと思いきや、展示に工夫がこらされており、
夏休みとあって若い人たちの姿も多く見かけました。
結論、まぁ何であれ、本物ならば、老若男女を問わず訴えかけてくるようです。
それにしても花火の連続は、老でも若でもない身には堪えました。