また突っつき合える日が戻ってきますように・・・
最近、珍しく連日京都への添乗が続いています。
今日は、閑臥庵へ普茶料理を食べに行くツアーでした。
普茶料理といえば、大皿料理を直箸でつっつきあうのが醍醐味の精進料理ですが、
飛沫感染防止、ソーシャルディスタンスがあたりまえとなったこのご時世ですから
直箸でつっつきあうなんてもってのほか、ご法度です。
なんだか寂しいような気もしますが、
それでもやはり感染防止が最優先ということで
閑臥庵ではお重箱でお料理を提供してくださいました。
席につくとまず運ばれてきたのは、お抹茶とお菓子
なんだか意外でしたが、
お料理が運ばれてくるまで、
温かいお抹茶と甘い金平糖でほっとひと息つく時間は冷えた身体に沁みます。
素敵なおもてなしです。
そしてお料理は、
コロナ禍の新しい生活様式に合わせ、工夫を凝らしてお重に入って出てきました。
目にも華やかな普茶料理の彩りは、そのままに楽しむ事が出来ました。
普茶料理は、中国から伝わってきましたが、
「これは和食ですか?中華ですか?」
と、ちょっとお店の方を困らせてしまうような質問を投げかけると、
普茶料理は元々お供えの野菜をおろしてきたときに調理して
皆で食べていたものらしく、
当時どんなレシピのものが振る舞われていたかまでは定かではないようですが、
やはり中国から伝わったものということで
「油を使った濃いめの味付け」というのが他の精進料理と違う特徴のようです。
たしかに和食にしては少し味が濃く、
かと言ってわたしたちの知ってる中華ともまた違う…
あらたなジャンルの料理に出会ったような気がしました。
当時の中国の文化と日本の文化が融合して今に受け継がれているのでしょうね。
紅葉に染まった中庭を眺めながら食事は、あっという間に終わった秋を
しみじみ感じることになりました。
そして立ち寄った京都府立植物園では、
紅葉のピークは過ぎていましたが、青空の下
コスモスやバラが短い秋を惜しむように綺麗に咲いていました。
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