アイスランドから帰ってみると
「アイスランドって、どんな国?」
帰国後(って昨日、帰国したのですが)、
何人かからこう訊かれるたび
う~ん、どういえばいいんかなぁ…
言葉がすぐに出てこず、つまってしまいます。
でも、たとえばこんな感じ方をしました。
アイスランドで1週間あまりを過ごし、
きのう帰国した私の目には、
見慣れたはずの大阪や神戸の風景がこう映りました。
1、どこまで行っても街。しかも人ばっかり!
――北海道の1.4倍という面積に、アイスランドの人口は30万人あまり。
その6割が首都レイキャビークに住んでいるそうです。
レイキャビークの中心部から、どちらの方向でもいいですが、
20分も車で走ると、何もない原野が広がるのです。
2、日本はやたらと明るい
――11月のアイスランドでは、日の出は10時、日の入りは16時半。
太陽は地表からそう高くは昇らず、
出たと思ったら、すぐに隠れてしまいます。
3、日本にはいろんな木があるなぁ
――アイスランドでは、木の種類が非情に限られています。
溶岩台地の上に地衣類がへばりついている、というのが一般的な風景。
4、しかも、木が高い!
――アイスランドの木は、背の低いものが多いです。
「森で迷ったら立ち上がればいい」という諺があるほど。
5、日本のサンタクロースはひとりだけ
――アイスランドには、13人のサンタクロースがいます。
12月12日から、13人のサンタがひとりずつやってきて、
子どもたちが窓辺に並べた靴下にプレゼントを入れていき、
12月24日には全員が勢ぞろい。
そして翌12月25日からひとりずつ山の向こうに帰っていって、
年が明けた1月6日に、最後のひとりがいなくなります。
1年でいちばん暗い1ヶ月は、こうして心楽しく賑やかに過ぎていくのだとか。
6、日本の冬はクリスマスなしでも越せる
――そうです。あの暗くて、寒くて、人も少ない、
なんというかものすごくそぎ落とされて研ぎ澄まされた風景だからこそ、
クリスマスの温もりが必要なのだと感じました。
日本は、こんなに明るいし、人も多くて賑やかだし、
コート来たら汗ばむくらい暖かいし。
モミの木のイルミネーションの横で銀杏は色づいてるし、
サンタの隣で年賀ハガキを売っているし、
なんだか、いろんなものがあふれすぎていて、
そりゃ、サンタもひとりで十分!
アイスランド、そんなことを感じさせる国でした。
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