マスクレードと秋の空
今日はなんの日ってあるでしょう。
「きりぎりす戸に在り」
そんな日だそうです。
寒露の末、冬が徐々に近づく様子を表しているとのこと。
それにしても、冬!
つい数日前は半袖だったのに。
衣替えの時が、もはや分からなくなってきましたね。
ちなみに、物の本での受け売り。
モズの高鳴きが聞こえるのも今どきなんだそうです。
春の繁殖期までひとりぼっちで過ごすようで、
寒くなる季節、孤高に生きる姿とチチチと鳴く声。
あれ?なんか見たこと聞いたことある?
事務所では、先ほどまでパソコンに向かい、ムムムと
仕事をしていたスタッフ。
おもむろに席を外すと、しばらくして隣の部屋から聞こえてくる音。
ジョキジョキジョキ、ズズズズズ。
もう、すっかり耳慣れた音。
さて、なんの音でしょうか?
正解は、銀のステッキではお馴染みマスクレードを製作する、
厚紙を切る音でした。
無の境地で?隣の部屋で一人、ハサミを操るスタッフ。
この作業にもすっかり慣れたもので、
手際良く、美しい所作で次々とマスクレードが出来上がっていきます。
「なんかこれって銀のステッキの風物詩やなぁ」
ちょっと笑いました。
スタッフもつられて笑ったように思います。
ところで皆さん!
マスクレード、手持ちマスクは、まだ必要ですか?
そんな思いもありながら、でも。
春から続けるマスクレード奨励運動?
これを、銀のステッキの皆さんで共有してきたことの意味は大きかったと、
改めて思います。
そして、多分誰よりも。
マスクレードをジョキジョキ、結構な厚紙に対峙してきたスタッフが、
一番理解していることでしょう。
こんなものを持たずに、自由に会話を楽しめること、
その日が近いことを感じながら、それでもジョキジョキと。
モズと同じく、ただ春を待ち、
旅行会社の事務所に、かつてなかった音を鳴り響かせて。
「マスク、ヤマダ電機で安売りしてたで」
「個別包装でないとダメですよ」
「ダイソーで、厚紙手配しとかな」
「在庫切れに、紅葉のシーズンが重なったらあかんで」
これもまあ、そもそも旅行会社の会話でないでしょうが。
きっと、これらを懐かしむ日がくることでしょう。
↑マイマスクレード↑大切に使ってきました(笑)
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