銀のステッキ

昨日、添乗先にスタッフからこんなメールが届きました。

「留守中に、こんなお便りが、事務所に届いてます」

猛暑の中わざわざ、届けてくださったという、お手紙。

写真に添付して、送られた、その内容。

嬉しいやら、泣けるやら、最後は、涙目で笑っていました。

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残暑お見舞い申しあげます。

早速ですが、スペイン旅行は今からですか？

確か、近々添乗されると、チラリ聞いたように思うのですが、

旅案内を読み返しても、日程がわからなくて。

あの美しい、新緑の美しい斬新な場所の、今回の出来事、、、心痛めています。

あなたが、行くと聞いて、さらに不安が募ります。

あなたは、背が高いので、目立ちますから、とても危険です。

腰を落として、背を丸めて、小さくして隠れるか、逃げるか、

とにかく最大のチエを武器に、

絶対、無事に帰ってきてください。

神かけて祈っています。

心配性の○○より。

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泣いちゃいますね。

確かに、大きいと目立つのでしょうが、、、

カミナリが落ちるとは、また違うのですよ。

目立つどころか、群衆の中の一片でしかない私。

でも、誰もがそうであって、世界の僅かな一片であって、

でも、本当は、一人ひとりの取り巻く大きな宇宙があって、

テロは、そこを狙っているわけで。

私を一片の個と見るなら、

90歳近い、たった一人の人が、炎天下の夏、

たった一枚のハガキを、思いを、事務所に届けてくださった。

世界の中のかすかな存在にです！(たとえ逆瀬川一の大きな人間でも⁉︎)

これ、泣いていいですよね。

おかげで帰国後すぐに、

別の方からいただいたメールの意味にやっとガッテンしたのです。

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昨夜、スペインのテロのニュースを知り、又驚いています。
お盆前に確か、スペイン行きのメールをちらりと伺ったように思い！
でも、帰っておられる、メールの気配も感じていますので、

ホッとしてます。

やっぱり、銀ステさんは守られている！と感じます。
いつかも、帰国後(フランス添乗後)に事件が。

皆の気持ちって　大事ですね。

何事もなく、守られている事にほんとに感謝して、

私たちも安心して参加で来ます。　

ヨカッタ！　　

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守られている。護られいる。

最悪に信仰心のない私。

ごめんなさい。

守られている意味が、本当にわからなかったのです。

わずか数日前には。

でも、少しだけ、わかったように思います。

銀ステは、確かに守られています。

神ではなく、実在のあるタイヘン大きなものに。

ありがとうございます。

これからも、私たちを、、、

それが何者か、いえ何かを言わないが、多分いいのでしょう。

確かなのは、

とても近くの存在ってこと。

来月は、ロンドン、イタリア、そして再びスペインの旅、

私たちの日常はこれからも続きます。

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