丹波三山と呑兵衛
某鉄鋼メーカーOBの方々の親睦旅行に同行しました
お話を頂戴した時の、リクエスト内容が・・・
1.酒代がかかるから予算は1万円
2.ビールを積むから、バスにクーラーボックスが付いていること
3.飲むから食事はおつまみ内容の弁当で良い
4.観光地はまかせる、飲んでるから記憶にないし・・・
というものでした
本当です!
観光地はどこでも・・・ですか
でしたら、紅葉のコースで
私の右にでるものは(ある意味)ないでしょう!と
いえるのが
今回ご案内した「丹波三山」
別名「丹波散々」
(注:私が勝手に命名してるだけです、私が添乗の時は必ず何か起こるものですから)
京都や奈良の手入れの行き届いた、雅な紅葉とは違う、
山里の野放的な自然美が丹波の紅葉には感じられます
私的お勧め紅葉の名所のひとつです
が・・・
はりきって朝の挨拶、そして下調べした完璧な行程を案内始めた途端
「プシュ」「プシュ」
ビールの缶を景気よく開ける音
あっちも、こっちも
そして談笑
はい、だあれも聞いちゃあいません!!
「以下同文、ってことで皆さまお楽しみ下さい」
東京や九州から駆け付けた方もあって、
車中は朝から飛ばしすぎですよ~と思うくらい賑やかに盛り上がっています
「プシュ」「プシュ」
こちらも飛ばされていますが・・・
そして、バスはほどなく渋滞へ
2時間近く中国道に缶詰状態(事故渋滞)
にもかかわらず、ご一行様は不平どころか、
「停滞してるからトイレが心配やし、ビールやめて次は焼酎や!」
意味わかりません・・・
予定外の渋滞でお昼は2時から
さすがに皆さん、ぐったりでしょう
「お姉さん、とりあえずビール各テーブルに二本ずつ!」
いえ、お元気でした
時間の関係で、午後の行程は、
「もうええわ、遅なるし帰ろう」と幹事さん
はい!
帰りの車中はマイクを回しながら
「○○ちゃん、オハコのあれ歌えよ!」
「○○、いつもやってた、あの物まね頼むわ!」
「○○ちゃん、エクアドル赴任中に覚えてた、現地の民謡久しぶり聞きたいなぁ」
と、急に現役時代の、スナックモード?
でも皆さん、本当に楽しそう
現役時代、仕事に打ち込まれ、その過程を共にした同志
きっと、帰りに一杯、と杯を酌み交わし、笑い泣き合ったお仲間なのでしょう
こうして久しぶりに再会されても
瞬時にその頃の、若かりし?皆さんに戻れるのでしょうね
今日は楽な添乗でした
私が今日バスで案内したことの唯一が
「お手洗いはどうしますか、次停めますか」(笑)
何せあれだけ飲まれたら、自然の摂理は心配ですものね
一風変わった貸切旅行でした
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