今日、黒い雨
営業上
かつての職場(旅行業でない)で、お客様とコミュニケーションをとる際に
決して踏み込んではならない事例として・・・
1.政治 2.宗教 3.野球球団 がありました
関西圏では№3は特に注意事項かもしれません・・・
例えば広島原爆ドーム
知覧の特攻隊平和祈念館
沖縄のひめゆりの塔
旅行業に携わるようになってからですが
これらの戦争遺跡は極力避けて行程を組みました
それはお客様の世代からして戦前生まれの方も多く
せっかく楽しい旅に出て、悲しい過去を思い出したくない、
そんなご要望もあって必ず行程からはずすように心がけていました
ところが鹿児島は知覧を訪ねた際、
少し余った時間でどこかお勧めはないかと尋ねたところ
「せっかくここまで来られたのでしたら、ぜひ知覧特攻隊平和記念館へ」
先ほどまで物静かっだった地元のタクシー運転手さん
語気を強めて勧められました
悩んだ末
お客様に相談して訪問しました
数時間後、皆さん目を赤くはらして出てこられました
私も仕事を忘れ号泣
先ほどまで初がつおに舌鼓
笑顔が絶えなかった皆さんの表情が一変、重苦しくブルー
添乗員としてやはり判断ミスかと思った矢先
「行程外でしたが思いがけずここに立ち寄ってくれてありがとう」
「もし最初から行程にあれば、拒否していたかも・・・」とお客様
観光=楽しい
・・・・ではありません(もちろん私的考えですが)
その土地だから感じられる歴史・文化・風土
戦争遺産は決して楽しいものではありません、でも
やはり避けてはいけない歴史の一部
毎年この夏の日、わずか二日だけ、戦争を考える私
でもそんな私が氾濫する日本が現実、では?
だとしたら、たとえテーマに合わずとも
平和な一日の中で、その遺跡をたずねることは
とても大切なことなのではないでしょうか
旅とはいろんな要素があり、結局は、何かを「知る」ためのひとつの手段なのだと思います
今日は広島に原爆が投下され64年目の夏でした
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