ブログメニュー
2009/8/15

個性的な美術館 

静岡県天竜市、50代からインドに魅せられた女性画家、
秋野不矩(あきのふく)美術館。
群馬県高崎市、17歳でエレキギターの練習中に感電死した夭折の画家、
山田かまち水彩デッサン美術館。
――いつか訪ねたいと思う、個人美術館です。

そしてもうひとつ訪ねたいのが、埼玉県東松山市にある丸木美術館。

広島生まれの夫、水墨画家の丸木位里。
その妻で洋画家の、丸木俊。

「人間が人間に対して行った暴力」 を描いた2人の画家として知られています。
広島で原爆にあった実体験を元に描いた「原爆の図」は、
広く世界にその恐ろしさを伝えるため、各国でも巡回されました。

悲惨な原爆体験から、原子力発電所にも反対。
原発分の電気料金は払わないと東京電力に通告し、
電気料金の一部を支払わなかったため、東電側が送電を停止。
自家発電で電気をまかなったこともある…という信念の人です。

この話で思い出すのが、5月に亡くなったロックシンガーの忌野清志郎さん。
「原発はいらない」と歌った『サマータイム・ブルース』がドタンバで発売停止に。
「素晴らしすぎて発売できません」という異例の新聞広告が話題になりました。
この曲、表現者として筋が通っている云々は別にしても、
それより何より、音楽としてすごすぎます!
清志郎さんヴォーカルのRCサクセション、『カバーズ』というアルバムに入っています。
ぜひ聞いて下さい。

さて、丸木美術館です。
そのあまりにも鮮明な姿勢から、ツアーでは取り入れにくい美術館かもしれません。
でも、いろいろあるのが、「豊かさ」というもの。
こんな個性的な美術館や音楽が増えることを、終戦記念日の今日、願います。

****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

この記事をシェアする