初添乗が終わりました
朝の挨拶に始まり、行程の案内、訪問地に到着する前の注意点、お食事の案内…。
1回のツアーのなかで、添乗員は何度もマイクを握ります。
マイクで話すのは苦にならないのですが、
実は唯一、気重に感じてしまうのが、最後のご挨拶です。
なぜか。
朝の挨拶ふくめ、案内部分は言うべきことが決まっているので、
ただそれを分かりやすくお伝えすればOKです。
でもツアーを締めくくる最後の挨拶、これだけは正解がありません。
お天気や渋滞、訪問地が期待はずれだったりと、
うまくいくツアーばかりではありません。
その日のお客さまの様子や、自分自身の感想なども振りかえりながら
いつもは帰りの車中でカンニングペーパーを作ってから望む、最後のご挨拶。
でも、銀のステッキ旅行の日帰りバスツアーのテーマは「我が街再発見」。
何せ、我が街ですから近場ばかり。
最後の訪問地を出たと思ったら、やれやれと思う間もなく
…もうすぐ着くし!
というわけで、今日は、
しっかり内容がまとまらないまま、最後のご挨拶に立ってしまいました。
まずは「皆さん、今日はいかがでしたか?」とお伺いすると
よかったよかった、と満足げなうなずき(思いこみ?)。
その笑顔を見ているうちに出てきた言葉は…
「銀のステッキ旅行は株式会社です。
ちょうど3か月前、6月17日に設立登記をして誕生しました」
その後、旅行業の認可をとったこと
何から何まで初めての手続きばかりで、とまどったこと
そしてその頃の2人の期待と不安
どんな旅行会社を目指すのか
どうやってお客さまに喜んでもらうのか――。
今日1日を振りかえるつもりが、なぜか久しく忘れていた創立時へと、思いと話は飛んでいきました。
ツアー当日まで緊張知らずだった「銀のステッキ」初ツアーでの初添乗。
でもそのときです、今日の重さをしっかり感じたのは。
応援してくださったすべての皆さま、
おかげ様で、まずはこの日を迎えることができました。
ありがとうございました。
ちなみに。
ツアーが終了して駅へと向かう道、何もないところでけつまずき、
電車に乗って座ったとたん、ストンと眠りに落ち、
自宅に帰りついたら無性に甘いものが食べたくなって、まんじゅうのバカ食い。
…実はやっぱり緊張していたのかもしれません。
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