命からがら・・・穴禅定
桜に大祭、華やかなツアーが続くなか、
ひっそりと・・・?四国別格霊場〈第2回〉に行ってきました
はい、もう第2回です
いつの間にか始まっています
四国別格霊場とは、八十八ヶ所とは別で、
弘法大師修行の地 二十霊場を巡ります
第2回にして、最大の山場、そして最大の難所である
慈眼寺(穴禅定)という修行場に行ってきました
穴禅定に向かいます
恐ろしい場所とは聞いていましたが、噂は本当でした・・
今、私、足、膝があざだらけ、腕は筋肉痛、バッキバキです
それでも、難所をくぐり抜けてきたから気持は清々しい、と言いたいところですが
そんなこと、感じる余裕、全くなく!
出てこられて、良かった、ただそれだけ
普段は「足痛い、膝曲げられない、腕上げられない、正座なんてムリ!」
と仰っている皆さまも、この穴禅定に入ると、
そんなこと言っていられません
真っ暗で、狭く細い鍾乳洞の中をくぐり抜けていき、
一番奥にあるお大師様にお参りして戻ってくる修行で
穴禅定専属の先達の言うとおりにしないと、進むことはおろか
出てこられなくなるのです
真っ暗なので、片手にローソクを持って
時に這うように、時にカニの横ばいのように、時に寝そべって、
幅28cmの隙間を身体をよじらせながら進みます
真っ暗で何も見えず
「左肩を地面につけて!はい、そこで右足を出して頭をひっこめる!
そこは這いつくばって、ほら、いつまでも座り込んでたらアカン
早く立ち上がって、ローソクを右手に持ちかえて、
左手で鎖を持つ、下に穴があるから落ちないように気を付けて!・・」
「え、何、どこに足をつけるの、見えない~ でも、行くしかないのね!?」
普段、杖がないと歩けないお客様が
膝を折り曲げ、しゃがみこみ、泥んこになりながら必死で進んでいきます
「大丈夫、○○さん、私がローソクで足元照らしてあげるから、思い切ってこっちに足伸ばして!」
「ほら、あなたはさっさと通り抜ける!そこで喋らない」
「○○さん、がんばって!先に行って待ってるからね」
「痛たたた・・」「え、こんなとこ、どうやって抜けるの!?」
・・・と、真っ暗な洞窟の中で、導師と修行者の声やうめき声が飛び交います
気付けば、片手に持ったローソクの蝋が腕や手に垂れていますが
熱さを感じる暇もなし
わずか100mほどの往復ですが、2時間以上かかって、
命からがら、皆、無事で生還
「よう頑張ったねえ」「良かったわあ」と抱き合いました
ここ穴禅定は、狭いところを通り抜けるので、
入試、安産、交通安全の成就などの御利益があるそうです
穴禅定の最奥部、お大師様をお祀りしてある場所で
ひとりひとり、ローソクをあげながら、祈願したことを
導師がよみあげるのですが、
銀のステッキ一行他、その場にいた修行者全員が
「家内安全、 身体健康!」だったところ
私、銀のステッキ代表として「商売繁盛!」とよみあげていただきました
ぴーんとはりつめた空気が、そこで急にゆるみ
皆さん大笑いでしたが、
狭いところを通り抜けての商売繁盛、
お大師様!何卒、なにとぞ、よろしくお願い申し上げます
灌頂ヶ滝(午前8時~10時の間だけ見られる虹が見えました)
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