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2015/10/19

宝塚と川西、再発見!の小さな旅

「ラララ」
「みっちゃん」
「群金魚」
「タカラジェンヌ」
「故郷の空」

 さてこれ、なんだかお分かりですか?

秋晴れの金曜日、我が町再発見のツアーで訪ねた
川西・黒川ダリヤ園に咲く、ダリアの名前です。

ぜんぶで300種類以上のダリアが咲いているのだとか!

ちなみに、写真の薄紫のダリアの名は、「小さな日記」です。

ほかにも、
色合いも花びらも賑やかな 「ガールズトーク」
花びらが勢いよく開いた 「上昇気流」
かぼちゃ色の 「ハロウィンパーティー」などなど、花と名前を見て歩くだけで楽しい。

ダリヤ園の方に、「ぜひ見逃さないように、というダリアはどれですか?」とお聞きしたら
「『浮気心』や『男の背中』なんてのがありますよ」といわれ、
それはぜひ見てみたいとうろうろ歩き、

「男の背中」、見つけました!

花は大きく豪快に、でも背負うものの大きさからか、少し背中(茎)はまるまっており、
「うんうん、たしかに男の背中」
「いや、ちょっとしょぼくれてないか?」とお客さんと笑いあったり。

実は今回のツアー、
「宝塚でダリアといえばこの人」というおふたりに参加していただきました。

昭和5年、宝塚で初めてダリア栽培に取り組んだ7人のうちのお一人を祖父にもち、
今でも代々、宝塚・上佐曽利(かみさそり)の地でダリア栽培に取り組む小西さんと、
ダリアをもっと身近に衣食住に取り入れたいと「ダリアを楽しむ会」を立ち上げた岡田さんです。

おふたりには交代で、バスでの道中、マイクを握っていただきました。

ダリアの歴史は古く、川西の隣町、宝塚でダリア栽培が始まったのは、昭和5年。

キク科の植物に多く含まれるイヌリンという栄養に富む成分を抽出するため、
軍の司令を受け、武田薬品の指導を仰ぎながらの栽培だったそうです。

「食べ物のない時代にダリアばかり作っとったら、周りからは
 なんで米を作らへんのやいうて、いろいろ言われたそうや」

「ダリアは正確にはダリアで、宝塚でもダリアなんですけど、川西では『ダリヤ』。
 これには理由があってですね…」

その理由とは、日本一のダリアの町、山形県川西市との「川西つながり」から
川西ダリヤ園が、生まれたから。
山形のお国訛りで「ダリア」が「ダリヤ」となった、
そのままの名称を引き継いでいるのだとか。

おもしろいな。
いつもの風景が少し言葉を添えられただけで、ぜんぜん違って見えてくる。

遠くに行くだけが旅じゃない。
これぞ、「我が街再発見」の旅でした。

今でも宝塚でのダリア球根出荷数は、全国の4分の1を占めるそうです。

(勝手に命名、「小さな発見」)

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