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2014/2/10

川さらしと巻き寿司

まさに寒のもどり、雪がちらつくなか、西脇へ

秋に訪ねた時に、「黒田官兵衛」に沸き立っていましたが?
さていよいよドラマが始まって今どうなっているでしょうか・・・

あれ?

幟がたっていないよ

「NHK大河ドラマの里へようこそ!」
そんな幟が高々と出ているはずでしたが・・・
「姫路だけが盛り上がってなるものか!」
そんな勢い、対抗心が年末にはあったはずですが・・・

インターを降りても、西脇は西脇
静かでした

どうも当初の官兵衛町おこし的なブームは去った?
いえ、諦めたが正しいかも???

しかし、ここ西脇は、たとえTHE官兵衛町おこしに敗れたとしても
(私の超個人的見解ですので)

見どころがたくさんあります

今回、予想もしませんでしたが、なんと
大型バスでの旅となりました

これは、ご参加の方も、もちろん添乗する私も
びっくり!のひとこと

不思議に思い、皆さんに旅の目的をお聞きすると・・

№1 巻き寿司
№2 川さらし




最後の方にようやく官兵衛・・・悲し

なるほど

その堂々一位となった「巻き寿司」こそ
田舎のコンビニとして最近メディアにも取り上げられる
マイスター工房八千代さん

本来は田舎の雇用促進の一環でできた手づくり工房
下は18歳から上は80歳の方までが
働いておられます

その中で大ヒットしたのが「巻き寿司」だったのです

のりの風味と田舎ならではの甘い具材の味付け
そして、大ぶりのきゅうりで口あたりさっぱり

これは美味です

今では、朝から買い付けにこられる遠くからのファンもあって
お昼からのんびり訪ねても完売していること日常

そんな噂が納得できるおいしさでした

そして旅のハイライトとなったのが
「川さらし」
タイトルもいいですね

和紙をつくる工程の中で、
蒸した楮(こうぞ)の黒皮を削り取って
白い皮をはぎます
そして、その白皮を冷たい水にさらし、より皮を白くする工程
それが「川さらし」

雪水の凍るような川の流れにさらすほど、白さが増すのだそうです

雪が奥山にけぶり、凛とした冷気の中で
ただひたすらに白皮を水にさらす作業

見下ろし見学する皆さんも雪かぶり、赤ら顔

それでも、日本古来からの和紙作りを見学しながら
手間ひまかけてできる品のなんとも愛おしいことよ

杉の木々に降りては消え、降りては・・・
まだら雪景色を窓ごしに見ながら
賑やかだった車内は、帰路、静寂の時となったのでした

宝塚から僅か1時間ほど、
そんな場所に、こんな風景が、伝統がある

小さな旅でも大きな発見があります

きっと皆さん、お土産の巻き寿司にかぶりつきながら
今日の旅をじんわり思い出しておられることでしょう

ガブリ

手間ひまかけた意味もなく・・・雪と消え

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