心に余裕を・・・なんて
毎朝の朝礼の最後、「今日のお話し」のコーナ-
誰かひとりが、気付いたことや伝えたいことなど、何でもいいから話します
先週末、「そしたら今日のお話しは・・・・××さん、いってみよう」
と急にふられた××さん
話の内容は、
「電車のかけこみ乗車をみて、それを見ている私たちもひやっとしました〈中略〉
余裕がないのは、本人だけじゃなく周りの人も不安にさせる
わたしも行動に心に余裕をもたないといけないなと思いました」というもの
(*字数上、かなり簡潔にまとめました)
そりゃまあそうね、
それぐらいの話の内容でしたが、
しばらくして私はドキッとしました
その日の朝、事務所に来るまでにあるお客様から私の携帯に電話があったのです
「昨日、駅であなたに声かけたんだけど、あなたに無視されたんです
何か、私、悪いことしたかな?気に障るようなこと、してしまったのかと思って
心配になって・・・」と、とても悲しそうな声
私はそんなことがあったなんてつゆ知らず、
声かけられた記憶もなく、もちろん無視するわけありません
その方とは何度もツアーでご一緒しているので、お互いよく分かっています
「そんなこと、するわけないです!」と否定して
声に気付かなかったことと、そう思わせてしまったことを謝りました
そういえばあの日、私は何にしても余裕が全くなかったのです
連日、仕事と、仕事以外のどうでもいいことで忙しく
そのズルズル感を仕事場に引きずって来ていたのです
その気持ちのまま駅を歩いていたので、周りを見る余裕なんて全くなく急ぎ足でした
それで自分がこけてしまったり、会社に遅れたり、だったら自業自得でよかったのに
全く関係のない大切なお客様の心を深く傷つけてしまったのです
その時のことを思い出して、彼女の何でもない「心に余裕をもたないと・・・」の言葉が
深く心につきささったのです
自分の心の持ち方が大いに恥ずかしく、子どもっぽいことだと
でも、人間である以上、毎日100%でいることなんてできない
だから、許してよ そんなこともあるよ
とも叫びたくもなりました
翌朝、またそのお客様から電話がありました
「昨日はごめんなさい、あんなこと言って、あなたも困ったでしょう
言ってしまってから、すごく後悔しました
許してね、またこれからもよろしくお願いします」
私は分かります、多分
この2回の電話をする前、した後に、どれだけ悩んで考えて、思い切られたか
私は精一杯の明るい声で
「もちろんです!!」と答えました
訂正します
毎日100%でいることはできなくても
心の余裕は100%であるべきように、私はいたいと思います
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