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2025/10/29

手芸グループの皆さま、卒業バス旅行

私たちが皆さまのグループのことを初めて知ったのは、

銀のステッキ創業間もない頃

当時はツアーも数少なく、一にも二にも営業あるのみ!とのことで、

あちらこちらに出向いては営業活動をしていました

ある日、川西のギャラリーで皆さまの作品が展示してあるのを拝見し、

「皆さまでバス旅行、計画されませんか」と声をかけたのが始まりでした

2012年、銀のステッキが担当させていただいての第1回のバス旅行は、滋賀県愛荘町でした

手芸のグループ、ということで「布」に関わる場所に行くことが第一目的

それから毎年のように、バス旅行を計画してくださいました

近江上布、びんてまり、播州織、有松絞、綾部グンゼに丹波生活衣館、赤穂緞通、

コロナがあって6年空き、今年久しぶりの計画、

参加者が高齢化していることもあって今年を最後にされるということでした

幹事さんはずっと変わらず同じ方です

参加者の方のことを思って、

「もう布に関わることにこだわらず、最後だから楽しい旅行にしようかと、、、」

しかしここからが大変でした

いいなと思うところがあっても遠かったり、歩く距離が長かったり、

坂道や階段が多かったり

費用のことを考えて、あまり高額な経費はかけられなかったり

よく映画やドラマで見る、作家さんが机に向かって、原稿をくるくるまるめてポイ!、

頭をくしゃくしゃにかいて、うーーーん、と唸ってしまうような、そんな状況でした

心が折れそうになって、もう、やめようかと思った時

当社に電話したら、スタッフのNさんが出て、

「今まで布に関わる場所に行っておられた皆さんが最後であきらめないでください、

楽しい場所にこだわらず、最後まで布に関わるところに行くべきです!」

と悩める幹事さんを一喝!

幹事さんの”楽しい場所に行きたい” 案をバッサリ切り捨て、スタート地点にリセット、

なんて私では言えそうにありませんが、、、、

後日、幹事さんの談ですが、

この一喝で、もやもやが晴れて心が決まったそうです

無事に行先は「奈良の靴下工場」に決まりました

奈良はなんと、日本一の靴下生産地です

大阪・関西万博ユニフォーム靴下として採用された靴下を製作

こだわりの靴下がいっぱい

当日の晴れ晴れした幹事さんの表情を写し取ったかのような清々しい秋晴れに、揺れるコスモスの花

卒業旅行らしい、おだやかな秋の一日でした

皆さまの会を知っているからこそ、できる提案があります

幹事さんとお付き合いしてきた時間があるからこそ、伝えられる言葉があります

そんなことを学ばせていただいた、貸切バス旅行でした

長きにわたるご利用、まことにありがとうございました

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