柳川鰻せいろ蒸の愛
福岡県柳川といえば水郷めぐりに
北原白秋ゆかりの情緒豊かな城下町風景を浮かべられると思いますが・・・
私の旅の記憶は別です
旅の要素のひとつ、それは食事
私にとって旅の最大の目的は
「その土地の名物をいただく」、というのが鉄則となっています
柳川といえばやはり「鰻のせいろ蒸」!!
そのお店は地元でも人気の老舗店でした
話はそれますが・・・
私、個人旅行をする際
予約・手配なるものは一切しない人間です
そんな旅の中で食事場所を決めるポイントは
必ず地元の方に「お勧めのお店を聞く」こと
ガイドブックは基本的に見ません
タクシーの運転手さんであったり
宿のフロント、何気に入ったお店の方・・etc
とにかく今度またいつ来るかわからないその旅で
食事の失敗は許されません!(笑)
ですから地元の方が美味しいと思う店になるべく
行くようにしています
ちなみに、これはかなりの確率でヒットしますよ!
さて、そんな方法で訪ねたお勧め店でのお話
鰻の名店といえば
とにかく待たされますよね
注文してから焼くわけですから
口に入るまでの長いこと長いこと(一応ウナギにかけています・・・)
さらに人気店とあって店先には長蛇の列
だいたい1地時間近く、入場までに待ったでしょうか
私たちの前に4人家族が一組待たれていました
この方々の次だなぁ、と思っていると
なぜか先に呼ばれたのは私たち
???
その家族も怪訝そうな顔
どうやら店先に置かれていた順番表に名前を記入されるのご存じなかった様子
一時間以上も待って、さらに二人の子供はまだ小さい様子
予想されるシーンとしては
「こっちが先に待ってたのに!!」
もめもめ
普通にそうなることを想定していました
なぜなら私が反対の立場なら、きっとそう言っていたから
しかもキツく!
もちろん「どうぞお先に」、と少し懐の深いところでも・・と、そんな小っさい私
ところがそのご家族
「いえ、こちらがうっかりしていたので、どうぞお先に」と素で・・・
私びっくりしました
本当に、誰もが、普通にイライラモードに入るほど待たされているのです
しかもぐずる年頃のお子様連れ
どうぞどうぞ、と何度か繰り返した後
私たちが結局、先にお店に入ることに・・・
はい、これが私の柳川での忘れられない一番の記憶
北原白秋記念館もそのせいろ蒸のお味も
もちろん水郷めぐりも
すっかり記憶はうすらボケなのに
このご家族のことは鮮明に思い出します
そして・・あの子供たちはきっと厳しくも愛のある親ごさんの下
しっかり成長しているのだろうと・・・
勝手な想像も楽し
「旅」は結果がすべてです
実は、アレンジされた行程なんて関係ないのです
って旅行会社を営む者が言ってはいけませんね・・・スミマセン
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