洞爺湖、雪明り、月明かり
今朝は、かつてサミットも行われた
北海道の「ウィンザー洞爺」にいました。
3日前の大寒波の朝、
空港には無事たどりつけるのか、飛行機は飛ぶのかと心配しながら
珍しく雪の降り積もる街を
滑りそうになりながらキャリーを引っぱり、空港へ。
幸いにも飛行機は定刻に
銀世界の広がる大阪を飛び立ち、旅がスタートしました。
厚い雪雲におおわれた日本列島を北へ北へ。
津軽海峡のあたりで雲が切れ、
青い海と白い大地が眩しい北海道に飛行機は着陸。
あぁ無事につけて良かったと、胸をなでおろしました。
あとはこの青空が夜まで続くことを願うだけです。
というのは…
今回の旅のメインは「ウィンザー洞爺」での冬籠り。
そして、隠れテーマが「満月の洞爺湖」でした。
昨年、個人旅行でウィンザー洞爺を訪ねていただいたご夫婦様から
「たまたま満月だったの。
月明かりの洞爺湖、それはもう素晴らしいから
今年も満月の夜に設定してね」
とアンコールのリクエストをいただいたのでした。
そして、夜。
ふと、窓の外を見て、うわぁ!と声が出ました。
満月が、それはそれは明るく湖面を照らしていました。
写真を撮ろうと、部屋の電気を消しました。
でも部屋は真っ暗にはなりません。
窓のほうからうすぼんやりと月光が差し込んでおり、
ガラス際に立てば煌々と白い満月の、思いがけないまでの明るさでした。
落語の一節を思い出していました。
――お日さんとお月さんと、どっちがえらいと思う?
――そりゃあお月さんに決まってるじゃねえか。
お日さんは明るいときに出てくるが
お月さんは暗い闇夜を照らしてくれるんだから。
月は本来、明るい。
雪も、明るい。
そうした、暗いなかでの仄かな明るさを
感じとれる時間や空間は豊かだなと思います。
きょうの夕刻、雪の千歳空港を出発し、
帰りの機内で読んだ北海道新聞には、
こんな一句が載っていました。
公平に列島襲う大寒波
到着した伊丹空港にもうすっかり雪はなく、
街のけばけばしいまでの明るさに
見上げた月はシルエットだけになっていました。
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