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2014/10/22

秋だし、勝手にセンチにいきますか

朝の通勤時のこと

お見かけしたところ八十代とおぼしき方が
道端で神妙に立ち話

通り過ぎようとした時に聞こえたのが

「せつないねぇ~まさかこんな悲しいことになるなんて」
しみじみ語っておられました

どんなことかはわかりません、でも

へぇ~!!

悲しいこと、せつないこと
人はこの歳になっても感じないといけないのかぁ

それこそ、せつないなぁと

で、私の悲しかったことって、
なんだったかしら・・・

まあ、母の死かなぁ
前日まで、バカ話していたから、
ショックは相当でした

そういえばあの頃、7.8年前かしら?

今日と同じ道を通勤時に歩きながら
ううっ、胸が痛いってこういうのね、と
わが身に起こったことを消化するのに
随分、苦労していた自分を思い出しました

その後スグの海外添乗のことが、今も忘れられない

中国は桂林へ行きました

何かをしている、そう、日常のルーティング作業こそ
悲しみなんて、簡単にどっかへやってくれる
私にはありがたい特効薬でした

へぇ、あれだけ泣けたのに平気でいられるんだ、
そんな自分が不思議でもあり、おかしくもあり、

旅先では完璧に仕事場の顔でいられました

ある夜、一人のお客様から部屋に呼ばれました
(もちろん、女性ですよ)
年のころ70歳前だったかしら??

「実は、この旅行の前に母を亡くして」
私の前でオイオイと泣かれました

だから一人の夜は辛く、
あなたにも付き合ってほしくって
そう言いながらお酒を出されました

「あなたはまだ若いから分からないと思うけど」
そう、仰ったのが、今もなぜか強く心に残っています

この方のお母様は多分、百歳近かったでしょう
「母は万人に平等に母」なんですね
当たり前でしょうが…

私は、ひとしきり、この方の悲しみを聞き、
お酒も付き合い、
もちろん、若くて何も知らない人として、
最後まで、聞き役に徹しました
飲むほどに冷静に、どんどん冴えていく自分を覚えました

そして深夜、わが部屋に戻り、
初めて、日常の場で泣きました

悲しみは、永遠につきもの
生きていりゃ、いつでも喜怒哀楽ですね

朝の一コマで、少し懐かしい感情を思い出しました

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