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2025/11/23

笠置の石仏と、海住山寺(かいじゅうせんじ)

昨年に引き続き、今年もご案内となった本コース

『もみじの頃、笠置(かさぎ)の石仏と、海住山寺(かいじゅうせんじ)』

石仏、と聞くと奈良のように思いますが、住所は

笠置寺…京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29

海住山寺…京都府木津川市加茂町例幣海住山境外20

ということで、京都と奈良の境目の辺り、南山城というエリアでしょうか

歴史的にも文化的にも重要な場所で、行けば人の気配少なく山の気を強く感じる神聖な地

笠置寺は、ご本尊がこの「弥勒摩崖仏」

  弥生人が祈りをささげた巨石

  やがて御仏が刻まれ

  弥勒の聖域となる

  戦乱によりその御姿は消えようと

  いまも山は人々を誘う 

   (HPより)

664年、天人によって刻まれたといわれる弥勒摩崖仏

ご本尊を拝するために建てられたのが、本堂「正月堂」

「正月堂」と聞いて、ピンとくる方

そういえば、奈良の東大寺には、「二月堂」(お水取り)、「三月堂」「四月堂」とあり

なぜか「一月堂=正月堂」がない、ということに気付かれるでしょう

そう、東大寺開創の良弁和尚の弟子、実忠和尚(お水取りを始められた方)によってここが建立されたのです

その謂れは、、、

是非、現地に行ってお確かめください

来年1274回目(‼)を迎える不退の行法(第1回目より一度も途絶えたことがない)お水取りがはじめられたのは、

ここ笠置寺に由来するのです

鎌倉幕府討幕をめざす後醍醐天皇と幕府側による「笠置山の戦い」がおこなわれ

後醍醐天皇の行在所が残っていたりもして、幾度となく歴史の表舞台に登場した笠置の地

それから数百年の時を経て、今は静かに時を刻むのみ

歴史のロマンを感じながら物思いにふけるには、ぴったりです

 

海住山寺は、国宝五重塔を有する古寺

「海」や「山」の文字が入る寺の名前が印象的です

こちらも、東大寺開創の良弁和尚が開創したお寺ということで、奈良とは深いつながりがあります

イチョウも紅葉も綺麗

山の中腹にある海住山寺からのぞむこの辺りは、「瓶原(みかのはら)」と呼ばれます

 『みかの原わきて流るゝ泉川、いつみきとてか恋しかるらむ』

小倉百人一首に詠まれるほど、この地も古から広く人々に知られた地でした

恭仁京、という都が築かれた時代もありました

こうやって、今はひっそり、でもかつては、、、という歴史の残像を訪ねて思いを馳せるのが

旅の楽しみのひとつでもあります

関西は近くにそんな場所がたくさんあって、旅に事欠かないですね

 

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