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2023/5/21

紅花山ヤマシャクヤクは咲いていませんでした。一輪を除き。

「これ私みたいやなぁ」

赤いベレー帽のお客様。

ずっとツアーの最中に思い出していました。

紅花山シャクヤクは超希少動植物。

美山のある場所だけに群生しています。

【2017年、咲いてた時の写真です。】

 

今回、久しぶりにツアーで行くことになり、

過去の資料を見直すと、なんともう6年も前のこと。

そして当時ご参加いただいたお客様の顔ぶれを見ると、、、

わっ。

笑って、のち、ホロリと。

今年は、どこもかしこも花の開花が早く、

この紅花山シャクヤクさえ、一週間前倒しに公開が決まりました。

希少種ゆえ、村の方が大切に生育を管理されています。

よって一般公開は僅か2日間のみ。

その日程に合わせて、今回、8名のお客様と訪ねました。

半数の方がお誘い(毎度の)です。

開花に合わせての公開日でしたが、、、

ツボミはギュッとまだ固く、全く咲いていませんでした。

が、杉木立をずんずん歩いた先に、見つけました。

群生にたった一輪だけ開花している小さな薄紅色の花を。

今回ご参加いただいたお客様には本当に申し訳なかったのですが、

私は、ちょっと笑ってしまったんです。

赤いベレー帽さん、やっぱりね。

「私みたいやなぁ」の言葉どおり有言実行?

 

6年前も同じく、ほとんどお誘いしてご参加いただきました。

(参加人数も、何も変わってないことにおののきますが、、、)

なかでも絶対、ノーと仰らなかったお客様。

「なんでもええわーーー、あんたが言うなら連れてってーーー」

赤いベレー帽がトレードマークのお客様でした。

私に小さな手を取られて、美山の山間の群生地を歩き、

「ああーーまぁ!」

甲高い声を上げられたと思ったら拍手されました。

満開の花の群れからはずれて、

隅っこの方で一輪だけひっそりと咲く花を見つけて、

「どこにも私みたいなんがおるんやなぁ」

そう仰ったのが忘れられない。

 

今日、小雨降る中、村の人が申し訳なさそうに、

「ここ最近寒かったから」「自然のことだから」

私も仕事柄、しょっちゅう言うことですが、

実は、全く気にしてなくて、

それよりも、ベレー帽さんは、こんなとこに、一本立ちで咲いていました。

何にも迎合することなく、あまのじゃくで、凛とされていたあの頃のままに。

ありありと思い出しました。

ふふふ

 

世の中がおんなじ方に向かっている、として。

例えば花の開花がずいぶん早い、それをいとも簡単に裏切る紅花山シャクヤク。

それをさらに超えて?咲いちゃってる一輪。

赤いベレー帽さんを思い出すのは必然でした。

【創立記念日帰りミステリーバスツアー】

日時 6月23日(金)

金額 10,000円

集合 大阪 川西 宝塚

行先 ミステリーツアーです。西へ?東へ?

ぜひ、ご一緒ください。

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