釣り忍、純情
毎年、二日間開催される
「花と緑のフェスティバルin宝塚」
ご存知ですか
河川敷にフリーマーケットが連なり
その土手上の公園では植物の販促や音楽イベントが繰り広げられ、
たくさんの家族連れでにぎわう春の恒例行事
毎年、市役所すぐの大橋を車で渡りながら
「なんかイベントしてるなぁ」と
気になりながら素通りしていました
今年は二つのご縁があって参加しました
その1!
イベントに参加される吹奏楽団の方の演奏を聞くために
もちろん会長さんとのごあいさつも兼ねてです
(密かに旅サロンでコラボできないか模索中でして)
その2!
5月に予定している「釣り忍」の体験旅行
そこでお世話になる宝塚西谷の職人さんがお店を出店されていました
そこで、厚かましくも当社の宣伝も兼ねてテント前でビラ撒きを強行
(ありがた迷惑ですね)
最初は遠慮がちの私でしたが、この方、
現在国内で釣り忍を専業される職人さんは二軒のみといわれています
その貴重な存在
まさに後世に残すべき日本の誇れる伝統文化保持者
つまり・・・私のように口先ばかりの人間ではないのです、もちろん
でも
あ~イライラ(あら、言っちゃいました)
はい、でしゃばりました
「ここの釣り忍は日本でも希少な・・・うんぬん」
声高らかに呼び込み開始です
せっかくお客さんがテントを覗いても
ご主人、寡黙に作業を続けるばかり
何とか商談を始められても
ぼそぼそ
聞き取れませんよ!!
唯一聞き取れた言葉
「あ、それカブトムシの幼虫、持ってって」
―――
究極のお節介魂に火がつきました!!
それからは、風鈴の音にちらりと顔をやっただけの
素通り客にも強引に
「はい、お姉さん、釣り忍、見てって」
「お父さん、お眼が高い!」
なぜかテキヤ風に・・・
お里が知れますね(笑)
ご主人ごめんさい
かなり、ハタ迷惑だったかも
なぜなら、私がやりきった感いっぱいに
きらきら笑顔で
「お疲れさまでした!」と伝えた時の顔
「ホッ!」
ちりりん、となる風鈴に負けずに
しっかり音をたてました
ホッって・・・どういうこと~!
「釣り忍」
今では、ここ宝塚と、東京深川に残る
貴重な職人芸
5月に「我が街再発見」でご案内する予定です
ぜひ、寡黙で、商売っ気のない、これぞ職人芸を
体験して下さい
横で商魂たくましく宣伝する銀ステ・スタッフ(わ・た・し)も
もちろん同行いたします