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2014/10/26

雨の西大台ヶ原

大台ヶ原は、比較的容易に訪れることのできる「東大台ヶ原」と
事前に手続き・許可を得て、ようやく入山できる「西大台ヶ原」とに
分かれています。
今回、銀のステッキでは“西”大台ヶ原へ行ってきました。

自然公園法に基づき、国立公園特別地域内に指定されている場所で
人数制限や、公園内は10人以上まとまって歩いてはならないなど、
細かい、山ならではの規定が決まっています。
入山する前にみっちりとレクチャーを受け、
許可書をいただき、それを首から下げて、
いざ出発です


大台ヶ原は、もともと雨の多い場所。
この日も雨、わずかな晴れ間を見ることはありませんでした。
霧が漂い、うっすらと墨絵のごとく景観。
木や石に形を変えて現れる苔は、
ふわふわしたものや、
しっとりしていてさわり心地の良いもの、
まさに自然のアート群。

苔を見るだけでも、ここの豊かな自然が伺えます。

そして、何より紅葉のすばらしいこと。
赤や黄の葉っぱが原生林に映えます。

沢を渡り、橋を渡り、ごろごろした石を登り、
皆さん、かなりの体力症消耗で、
出発地点に到着したころには、
日没の時間が間近に迫っていました。

―自然を歩く、そして
自然のままを訪ねる――

自然というのは、
心をホッとさせる癒しの地である半面、
人間がどうあがいても勝てない、
あらがいようのない怖さも持ち合わせているもの。

今回は、銀のステッキとして、
その自然に対する認識が甘く、
結果、ご参加の方に、
不安と、そして不信を与えてしまいました。

お天気が崩れたら、やさしい自然は猛威をふるう。
よくわかっていたことなのに・・・
この当たり前の事実をお知らせできないまま、
出発してしまいました。

予想外のことが起こる、
それこそが、自然に遊ぶ、鉄則でした。

事後のアンケートでは・・・・

怖い目にあったことへの厳しいお叱りと同じく、
大台ケ原の、素の姿に感激される方もありました。

私たちができることは、
しっかり、コースの把握をして、
銀のステッキ世代の方に、理解してただいた上、
参加していただくこと。

今回は、全てにおいて、駄目でした。
この反省をもとに・・・

この企画をあっさりやめてしまうのではなく、
季節を変えて、皆さんに
この素晴らしい、豊かな原生林に身をおいていただきたい。

だからこそ、気ままな自然の性質を知り、
銀のステッキ世代の方に、しっかり案内して、

何より一番は・・・
安心して旅をしていただく、
それが全てだと感じる旅となりました。

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銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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