雪の室生寺
今朝5時50分
布団の中でまだ深い眠りの中、携帯が鳴りました
「大雪ですよ!今日、ほんとうに行かれるんですか!?」
お世話になるタクシー会社さんからでした
今日は大和四寺巡礼(室生寺、安倍文殊院、岡寺、長谷寺)の日
「タイヤはスタッドレスにしてますし、チェーンも積んでますけど
くれぐれも無理なさらないでくださいね!お願いしますね!」
まだ夢の中の私
無意識に「はい、はい、むにゃ・・」
眠たい目をこすりながら外を見て事の重大性にようやく気付く
えらいことになっている!
そう思ったのは一瞬で、
雪の室生寺・・・なんて恵まれているんだろうと、不安は期待に変わる
雪の室生寺と聞いて思い出すのは写真家、土門拳のエピソード
彼が初めて室生寺を訪れたのは昭和16年
それから何度も室生寺を訪れましたが、雪景色だけはどうしても撮れずにいました
昭和53年の冬も室生寺を訪れましたが、やはり雪は降らず
もう一日だけ、と滞在を延ばしたその翌朝、
玄関を開けると一面の雪
宿の女将は思わず寝間着のまま
「先生、雪!」と叫んで、土門拳に知らせました
彼は「とうとう降ったね」と、女将の手を握って、涙をぽろぽろ流したそうです
そこまでして、追い求めた「雪の室生寺」
最近、滅多に降らなくなった雪が、室生寺を真っ白に染めました
「大和四寺巡礼」ということで、疫病退散の願いをこめて
日本最初の厄除け祈願寺「岡寺」
智恵の文殊さん「安倍文殊院」
現世利益の観音信仰「長谷寺」
そして室生寺と、雪の大和路をめぐりました
すべてを洗い清めてくれそうな、雪の白
こういう穢れのない雪景色を眺めていると、
自分の汚れた心まであらわれるようです
今日まわったお寺はすべて1,200年以上の歴史をもつ古寺ばかりでした
お寺というものは、お堂や仏像(ご本尊)などの寺自体が重要なのではなく、
長きにわたって、守り続けてきた地域の人々、
多くの人々の信仰心によって成り立ち
それこそが、最も大切なことだと、
教えていただいたような気がしました
************************************************
「道の駅但馬のまほろば」より、人気商品を取り寄せ販売中です。
ぜひ、事務所にお立ち寄りください。
◆商品の発送も承ります◆
「但馬のまほろばお勧め商品の詰め合わせ」
料金5,000円(税込)*着払い四国〜関東一律930円
ちょっと贅沢に但馬が生んだ食のブランド、
但馬牛・朝倉山椒・岩津ネギ、と高級食材の詰め合わせにしました。
スタッフN、本気のオススメ・ラインナップです!
よろしくお願いします。
*************************************************
バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
*************************************************