青森の冬が生み出したもの アート巡り
豪雪の青森から帰ってきて2日。
今日も朝から青空。日差しのなか始まる一日。夜には大きなオリオン座。
いつもの冬の一日のはずなのに、なんだか申し訳ない気持ちになります。
雪かき中の青森空港からスタートした2泊3日。
今回のテーマは青森アートでした。
十和田市現代美術館。
青森県立美術館。
3日間で現代アートの美術館を3つ巡りました。
海外からのお客様もあり、また都会から来たと思しき若者の姿もちらほら。
雪のなか訪れる美術館は、外のモノトーンの風景から一歩入ると色彩の世界で、より響いてくるものがありました。
それにしても、車に乗っていても、通行止めにあって道を引き返したり、
背丈より高い雪の壁に挟まれた歩道を歩いている高校生を見かけたり、
家の前の雪かきをしている方のすぐ横を車で横切ったり。
選挙ポスターも顔の半分まで雪に埋もれ、みんなでため息をついたり。
今回のお宿は、4mを超える積雪の酸ヶ湯温泉のすぐ隣に位置する八甲田ホテル。
ホテルのなかは別世界で、ぬくもりあふれる時間が流れていました。
こんな居心地の良さに身をゆだねつつ、外へ出ると、朝早くから雪かきに精を出しておられるスタッフの皆さん。
「申し訳ない」だけではなく、雪国の人にはかなわないなぁ・・・という気持ちになります。
この厳しく閉ざされた冬があるからなのでしょう、
宮沢賢治、石川啄木、太宰治、棟方志功、寺山修司・・と、
少し時代を遡っても、雪国東北の生んだ芸術家は突出しています。
現代に時代を移せば、青森県がアートの街を発信するきっかけのひとつとなったのは、
きっと弘前生まれのこの方、奈良美智さん。
この冬の豪雪で、奈良さんの代表作「あおもり犬」もこの姿でした。
大雪に見舞われながらの青森アート巡り。
静かに、深く染み入ってくる時間でした。











