2025/9/15
SDGs先進国フィンランド
「シンプルイズベスト」がフィンランドに抱くイメージの最たる。
フィンランド人の徹底して無駄を省くことを良しとする考えが、
必然シンプル化を生んだんでしょうね。
だからか、街の至る所に、
セカンドハンドショップが点在していました。
いわゆる中古販売店です。
日本でも、今すごく増えていますが、
やはり、環境問題や持続可能な生活スタイルを重視する、
サステナブル先進国としては、
リサイクルはもう当たり前に日常に息づいているようでした。
さすがヘルシンキと思ったのは、
おしゃれなカフェと古着屋が一緒になったお店があること。
聞くと、世界でもトップクラスのコーヒー消費国のようで、
ゆったりコーヒータイムをしながら、
古着を手にとってはおしゃれを楽しむ。
なんか、らしいですね。
お馴染み、フィンランドが産んだ「マリメッコ」は、
かつては富裕層、年配者しか手にしなかったそうです。
やはり現地でもハイブランド。
若い人にはちょっと手のでない高級品という位置付け。
それが、中古がでることで、若い人にも身近になっていき、
老若男女問わず、
人気のファッションブランドに進化していったそうです。
あのデザイン・色彩は、世代を超えて、心を鷲掴みされますもんね。
買い物好きのお客様。
買わない買わないと言いながら、結局は…ね。
「今度お宅に行くときに、これ着ていくね」
試着室から、顔を出して、とびっきりの笑顔を向けられました。
もちろん私はセカンドハンドショップのマリメッコを物色、
いいのを見つけました。
断捨離といいつつ、お買い物もまた、旅の醍醐味ですもんね。
SDGsに矛盾するようですが、こればかりはやめられません。
無駄は甘美となることも事実ですから、困ったものです。