【個人旅行】“スペイン” 、添乗報告です!
5月に訪ねた個人旅行に添乗員が同行する旅。
早速、お客様から旅のレポートが届きました。
ここにご紹介させていただきます。
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『旅は気ままに、ぶらり旅 情熱のスペイン10日間』
マドリッド、トレド、セビリア、コルドバ、マラガ、グラナダ、バルセロナ、
何となく街の響きに、旅情をかきたてられ、ロマンの国スペインにわくわく。
昼もセルベッサとワイン、
夜もビール(セルベッサ)とワイン、
スペインの社交場「バル」のタパスメニュー、
イカ墨のパエリア、
シシトウのようなピーマンの素揚等々、
街の市場の中の小さな店の一杯、
たまりません。
旅の前に友人のすすめで、元アメリカ大統領ジョン・ケネディの愛読書の
アービング著の「アルハンブラ物語」を一読し、
数奇な運命を辿った混血民族の歴史に興味を憶えた。
ーーローマ帝国支配下の時代からキリスト教圏であったイベリア半島に
8世紀はじめ、ベルベル人がイスラム教徒とともに
ジブラルタル海峡を渡ってから、800年間彼らはアジアでもない、
アフリカでもないこの地をこよなく愛し、
イスラム王国の王たちが芸術を愛し、
科学の育成に傾注し、繁栄を築き上げていった。
しかし、15世紀末にグラナダのシェラ・ネバダ山脈の麓にある
アルハンブラ宮殿から最後のグラナダ王国の国王ボアブディルが追い出され、
キリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)が完了した。
この混血民族は、流民と化し、
アフリカのキリスト教徒でない異邦人たちの群れの中に姿を消してしまい、
ふたたび国を築いて、国民として、まとまることはなく、
歴史の舞台から消えて行った。
今は、セビリアのアルカサル、
コルドバのメスキーダ、
グラナダのアルハンブラ宮殿等、彼らの栄華の証しとして、
歴史的建造物だけが私たちの目の前に毅然として立っているーーー
昨年7月の銀のステッキさんで訪ねてた、エリソン咲くスペイン・ピレネ山麓の旅で
ピカソの子供の頃の作品(ピカソ美術館)に感激したが、
今回は、ピカソの大作「ゲルニカ」縦3.5m、横7.8mの実物を鑑賞するのが
旅の目的の1つ。
ーーー1937年パリ万博のスペイン館のための大壁画の依頼を受けていたピカソは、
フランコ将軍率いる反乱軍とドイツナチスの小都市ゲルニカへの
無差別空爆を知って、スペインの悲劇をテーマに短期間でこの大作戦を描いた。
その後アメリカに譲っていた「ゲルニカ」は、42年後にスペインに返還され、
マドリッドのソフィア王妃芸術センターが終の棲家となった。ーーーー
二人の旅も妻のたっての願いだった、
バルセロナ郊外のコロニア・グエル教会(ガウディ設計)、
モンテネール最大のプロジェクトのサン・パウ病院と、
ガウディが手がけたサクラダ・ファミリア聖堂の塔を見学して、
旅の終わりが近づいた。
添乗員さんの話術と行動力でひっぱってくれたお蔭で、
当初心配していた夫婦喧嘩もなく、
バルセロナの地中海に面したステキなレストランの2階で、
ちょっと贅沢な料理、ロブスターのパエリア、
塩ダラのマリネ料理、
マテ貝、タコのガリシア風等を堪能し、
結婚47年目の前々夜祭と、添乗員さんの自称20代最後の?前夜祭を祝って、
ワインで乾杯。
ヨットハーバーの海辺をさわやかな風にふかれて、スペイン最後の夜を満喫。
銀のステッキさんに、グラシアス、グラシアス!
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ありがとうございます。
結婚記念日に合わせて、たまたま?
お二人のステキな時間にご一緒させていただきました。
夫婦喧嘩なんて、なんのなんの、皆無。
西欧の人と見紛う?仲の良さで日々アツアツでしたよ。
私の居場所なんて、、、、
そんな中に厚顔で、グイグイ会話に入り込み、いえ、飲み込んで、、、?
昼も、夜も、ときには朝から、本当によく飲みましたね。
アフリカ大陸から吹き込む風と、真オレンジ色の太陽がそうさせたのでしょう、
多分!?
「どっかに預けていた長女みたいなもんや」と
こちらが、リラックスできるように(何杯でも飲みやすい?)
そんなシチュエーションづくりも、お二人のお気遣いですね。
それにしても、やっぱり長女ですか?
当初、不安だったと。
そうでしょうね、アカの他人が終始、寝食を共にするですから。
それでも、結果、本当に楽しかった、と揃って言葉をいただきました。
個人旅行の気ままさにハマって、銀のステッキのツアーから遠ざかるのだけは、
絶対やめてくださいね。
ふたたび、旅の空の下、ご一緒する日を、心から願っております。心から。
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ところで。
同封物に、「プロの添乗員が解説する旅スペイン」なる本が入っていましたが。
これって、どういう意味ですか?
はい、もう少し真面目に添乗員らしく、ですね。
しっかりと勉強させていただきます。まだ間に合うでしょうか?
ありがとうございました。
上記の歯抜け写真(グラナダ焼きのお店)、左端に本来収まっていた一皿。
我が家に、ちゃっかり収まっています。
(2018年5月18日~27日)