やさしさあふれる志々島(ししじま)
「志々島(ししじま)」をご存じですか。
香川県荘内半島の北に浮かぶ小さな島。人口わずか16人。
“島の守り神”大楠の木と天空の花畑という言葉に惹かれ行ってみたくなったのがきっかけ。
わたし個人的には“男はつらいよ”のロケ地で、山田洋次監督がなぜこの島を選んだのかということに興味がありました。
(映画では、「琴島」という架空の島として紹介されていました)
まず観光局に電話をすると、志々島行きの船は少ないからと、海上タクシーを紹介してくれました。
そこで知り合ったのが船長の山地さん。
「いつでも船出しますよ、初めてでしたら島の案内もしましょうか。店は一軒もないので、休憩所をあけますからそこでお弁当がいいですよ」
と、最初から当たり前のようにとても親切です。
後で知ったのですが、山地さんは50代でUターン。
島の魅力を知ってもうらおうとゲストハウスや休憩所をつくってがんばっておられる様子が「人生の楽園」という番組で紹介されたそうです。
志々島は車もバイクも走らない静かでおだやかな島。
歩いていると、シルバーカーを押してくるおばあちゃんに出会いました。
すれ違いざまににっこり。後で聞くと100歳を超えておられるそう。さらに歩いていると道端に腰掛けているおばあちゃんに出会いました。
「どこから来なさったん」「えらい遠い所から、そうかあ、この先にある花畑でゆっくり過ごして行ってな」
こちらのおばあちゃんの名前は孝子さん御年92歳!あの天空の花畑を作った方でした。
さらに歩いていくと、、、もう誰にも会いませんでした。
代わりに海を見下ろす天空の花畑と
“島の守り神”大楠が待ってくれていました。
縦横無尽に枝を伸ばし樹齢は1200年以上。「この大楠に会うために海を渡って遥々ここへ来た」。それだけで十分な気がしました
休憩所へ戻ると山地さんの奥さんが出してくださったキンカンの蜜漬け。
「あの100歳のおばあちゃんが作ってくれはってんよ」と。
甘くてやさしい味。島の人々のやさしさそのものでした。
山田監督がロケ地に選んだ気持ち、今は分かるような気がします
(海をバックに、四国水族館にてイルカのショー、映え映えです)












