江之浦測候所と旧日向家熱海別邸
熱海、箱根で建築巡りをしてきました。と言っても銀のステッキです。訪れたのは2ヶ所。
ドライバーさんに、大涌谷は?鎌倉は?箱根関所も?行かないの??と驚かれてしまいましたが、私が返事をする前に「これくらいが良いんです」とお客様みなさんが答えてくださいました。
旧日向家熱海別邸は、ガイドさんの案内付きでたっぷり見ることができました。
目の前に広がる海を贅沢に堪能するために作られた日向家。ブルーノタウトが手がけて唯一現存している建築です。ブルーノタウトといえば関西人の私にとっては桂離宮が浮かびます。彼が訪れて感動したと言われる月見台や水平の美。そこで受けた刺激が日向家のあちこちに投影されていて、点と点が繋がるようでとても興味深かったです。
そして、江之浦測候所はまた興味深い場所でした。
杉本博司さんが構想から10年かけて建設されたそうです。相模湾の自然を借景として、
冬至の日の出ちょうど差し込む隧道や
舞台が海の水面に浮いて見える硝子の舞台など
興味深い建築、アートが点在していました。最初は広大な敷地にみなさんひとりで回れるかなと不安になっておられたので、一緒にまわりましょうと進み始めたのも束の間、あっという間にその場に魅了されたみなさん、気がつけば各々に楽しまれていました。
旧日向家も江之浦測候所も自然との融合というテーマで共通しているところが印象的でしたが、これだけの絶景が目の前に広がっているのですから納得です。ブルーノタウトが言った「心が豊かになる建築」のとおりです。
たくさん見て回った旅の締めくくりに休憩も兼ねて、江之浦名産のみかんソーダをみんなで飲みました。絶景を眺めながら飲むおいしいソーダが疲れた身体に沁みて、もしかするとここが1番感動ポイントだったかもしれません。
お宿は芦ノ湖の山のホテルに泊まりました。
ツツジが綺麗に咲いて、ラッキーなことに富士山も顔を見せてくれました。
2日間、お腹いっぱいになるくらい素晴らしい建築と絶景に満たされる旅となりました。






