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2026/10/04

草もみじの尾瀬、ふたたび

あるツアーの参加後のアンケート、”今後行きたいところ”に「尾瀬」とありました

そのツアーの添乗員に訊くと、ツアー中、尾瀬の話で盛り上がって、行こう行こう!となったと

尾瀬は今まで何度かご案内していましたが、最近は封印していました

片道10km、歩行6時間、往復なのでその倍、アップダウンたっぷりあり!

・・・無理無理!銀のステッキでは絶対むり!

・・・でも・・・

「20年近く、秋の尾瀬を歩きたいの想いをあたためてきたんです、なんとしても行きたいんです」

そんなお声を聞くと、ノーとは言えない・・・

”健脚の方はご遠慮ください、とにかくゆっくりペースの尾瀬”とテーマをあらため、

「行きましょう、しんどいけどがんばりましょう!」と、結局ゴーサイン

実は私も尾瀬が大好きなので、また行きたいとずっと思っていたのです

 

さて、日にちが近づくにつれて心配や不安がつきまとうのは当然で

「私、歩けるかしら」「自信ないからやめるわ」「申し込まんといたらよかった」は全員からいただく常套句

その都度「大丈夫!」「来年になったらもっとしんどいですよ」と、心からそう思ったので全員を鼓舞して、だれひとり欠けることなく出発

当初、台風直撃の予想でしたが、大きく逸れて大快晴の朝

鳩待峠で尾瀬ガイドと合流し、体操をしっかりして、いざ出発

15℃ぐらいでしょうか、なんと清々しい空気!抜けるような青空!

こんな中歩けるなんて幸せね~と、皆さまの足取りも軽やか

関東周辺は1ヶ月近く連続降水、尾瀬も久しぶりに太陽が射したそうです

樹々の瑞々しいこと、木洩れ日の輝かしいこと、

尾瀬ヶ原の真っすぐのびる木道、正面の燧ケ岳がこんなにくっきりと

バックの至仏山もバッチリ

池塘に浮かぶヒツジ草も紅葉してきました

湿原に風が吹き抜けるだけで幸せ

何回来ても飽きないこの景色

きっと皆さんは120%の力を出し切って、しんどい思いを封印しながら歩いてくださったはず

だからこそ、山小屋で一日の労をねぎらう「カンパイ!!」が極上で、

(今や、山小屋の食事がこんなに豪華に、とっても美味しい)

 

その後、談話室で火を囲みながら楽しく話し合う時間が何物にも代えがたく、

外に出ると半球を覆うような星空に圧倒され、

静かな湿原のど真ん中で、幸せな眠りにつけるのです

こんなに皆さんの笑顔を見続けたツアーも久しぶり

歩き終わった後のほっとしたような、やりきった笑顔が全て

「銀のステッキで尾瀬が歩けた」

「ゆっくりでも歩けた」

お互いに手を取り合って、声を掛け合って、お互にお互いの背中を押しあって、前へ前へ一歩ずつ進んだこと

結局はひとりひとりが自分を信じてあきらめなかった、自身の足でつかみとったゴール!

ご参加の皆さんはもちろん、銀のステッキのすべてのお客様に勇気を与えてくれる山行となりました

逆さ銀ステで万歳!

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